版下

版下作成の必要資料、データ形式について

 弊社では版下、製版は社内で製作を行っております。お客様から完全版下として支給された版下データでも、加工穴へのマスク、色分けや多面付け処理、実際の印刷に支障がないかどうかの検証などを行っています。  ここでは、そのような版下製作作業に必要な資料や、版下データとしてご支給頂く場合のデータ形式などをご説明致します。

作成日:2015.08.13

(更新日:2015.09.07

技術情報_版下詳細_トップイメージ

版下製作にもいろいろございます。

版下製作のための必要資料・情報

 版下製作の手続きは、大きく2つのパターンに分かれます;

  1. お客様の図面(版下図、印刷図、イメージ図)を元に起工する場合
  2. お客様から版下となるデータを支給され、これを元に起工する場合

 必ず一方のみのパターンでという訳ではありません。例えば、基本図面も元ににして、そこに配置するロゴなどはデータで支給、というケースも多くあります。

 お客様側で版下校正を必要とされる場合は、校正用データをPDF、またはDXF形式のファイルをメール添付にてお送り致します。尚、加工形状や、要求される印刷条件などが絡み、具体的な版下データの作成がお客様側で作成困難な場合でも、弊社にてアドバイス、アレンジ致しますのでご相談下さい。

版下作成に必要な資料、情報

 版下製作を行う上で頂きたい資料や情報を下記表に記載します。基本的には、「何に(製品形状と素材、または表面処理の種類)」「何を(文字内容や具体的な意匠、それらのサイズ)」「どこに(印刷する位置)」「どんなふうに(色や仕上り)」という内容をお伝え頂く事になります。

印刷図

版下図、印刷図等。印刷する文字サイズ・画像の形状・位置の寸法記載のもの。また透明シート材等に印刷を行う場合は、表面、裏面の印刷面指示もお願いします。完全版下のデータをご支給の場合は詳細な寸法記載は不要です。

版下データ

お客様で作成された版下データがございましたらご支給下さい(ご支給のファイル形式は次項を参照下さい)。必ずしも版下の体裁でなくとも(例えば外観データのようなものでも)大体のケースで対応可能ですのでご相談下さい。尚、データ内に(印刷対象となる)文字を含む際は、出来るだけ、テキストデータのままではなく、アウトライン処理を行ったデータのご支給をお願いします。アウトライン化については下記詳細をご参照下さい。

加工図

具体的な寸法で製品形状が分かるもの。板金図、成型図など。印刷図に記載されている場合は不要です。また図面の形式でなくとも DXF 等のデータから形状参照できる場合はデータのみの支給で構いません(但し、データのスケールが確認出来るように、縮尺、基準寸法を合わせて御連絡願います)。

書 体

版下図から起工する場合に、(印刷する)文字が含まれる場合は、文字書体のご指定をお願いします。書体の指定は、ファミリー名(書体名)、ウェイト(文字の太さ:レギュラー、ボールド、W4、etc ... )、スタイル(コンデンス、イタリック、 etc)、など可能な範囲にてご指定願います。ご不明であれば「こんな感じで...」というイメージ、見本等をお伝え頂く事でも構いません。

ロゴ・イラスト

など

寸法指定できないような、ロゴ、イラストなど。データのご用意があればご支給ください(データ形式については次項参照下さい)。データ以外に、清刷り、フィルム等ございましたら、そちらにて対応します。また、カタログ、パンフレットなどの紙ベースの印刷物からでも起工は可能ですが、トレース作業等の費用が発生します(紙ベースの印刷物はできるだけ精細で大きなサイズのものをお願いします)。

印刷色

色見本帳( DIC、PANTONE、日本塗料工業協会、など)の色番号指定、カラーサンプルの番号など。黒、白はそのままの指示でも問題ありません。

印刷順序

多色刷りのもので、特に指定のある場合は印刷順序の指定をお伝え下さい。ご相談頂ければ印刷色の発色、工程効率を勘案し弊社からご提案致します。

材 料

図面に記載の場合が多いですが、印刷する材料素材、表面処理を行っているものであればその種類についてご提示下さい。

 

  • 図面が無くラフスケッチやイメージのみの場合でも対応致しますので、まずはご相談下さい。
  • 版下データに(印刷する)文字が含まれる場合、可能であれば文字データのアウトライン化を行って下さい。CAD ソフト等から PDF を書き出して版下データとする等、アウトライン化が出来ない場合はフォント情報を埋め込む(エンベッド)オプションを有効としてPDFファイル書き出しを行って下さい。殆どの場合、埋め込まれたフォント情報から、版下データとして展開出来ます。

ファイル形式について

 版下データとしては以下のベクタ(ベクトル)系のデータ形式が多く用います。その他のファイル形式についてはお問い合わせ下さい。

AI Adobe Illustrator 形式。版下データとして最も多く使用されているフォーマットです。尚、最新のIllustratorをご使用される場合は、機能上支障が無い限り、数バージョン下げたファイルフォーマットでご支給頂けるとやり取りがスムーズです。(弊社で最新バージョンの導入が間に合わないタイミングがあるため)
EPS ドロー系ソフトで汎用的に使われている形式です。
PDF ほぼどんな PC でも閲覧可能な形式です。CADやワープロソフト等から書き出す場合は、フォント情報の埋め込み(エンベッド)を行って下さい。
DXF / DWG CAD ソフトで汎用フォーマットとして使用されるものです。出力するCADソフトによっては互換性(特に曲線の解釈)、データのスケーリング(縮尺)に、ややばらつきがあるようです。
  • 版下データとして用いる場合、基本的にはベクタ系のデータでのご支給をお願いしています。ただし、ビットマップ系のデータでも高解像度(求められる品質にもよりますが、通常 1200dpi 以上)のデータであれば限定的に転用可能です。低解像度のビットマップデータはベクタ上でのトレース作業が必要となります。またベクタ系ファイルであっても、内容にビットマップデータが含まれている場合、ビットマップ部分は同様の扱いとなります。
  • 弊社で扱えるビットマップデータは TIFF, JPEG, PNG, PSD, XCF などがあります。その他のフォーマット、詳細はお問い合わせ下さい。